「……真空管が温まってきたようです」

お迎えしてから一週間とちょっと過ぎ。　ようやっと紗羅檀と戯れることが出来ませり。
電飾ユニット組むのは問題なかったけど（LR44電池も当日購入済み）、デフォのフェイスパーツがきっちり堅くて外すのに苦労した。
後ろ髪パーツとおなじく接続軸に髪の塗料が入って癒着していたので、お湯につけてじわっと分解しようとするも、前髪パーツを上に引っこ抜いてしまった頭部は、まるくて指のかけ処が無いのですよ？
デリケートな部分ということもあって、往生しましたわい。

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アヴァンフィジーク社（AVANT PHYSIQUE）が、手造り高級スピーカーや楽器メーカーの合併企業ということならば、紗羅檀の一部に木製パーツ使っているノリで、真空管アンプとかどうでしょう。
2040年の、メイド・イン・東欧。

「そこで、ゆっくりと共鳴（ふる）えなさい…」

左腕換装のヴァイオリンモード。
弱体・干渉系ということで、布石トラップの防御型。　音響に恵まれた制限フィールドでは滅法強いが、音響悪くて相手が自由に動けるフィールドではまるで駄目。
遅効性の紗羅檀ペースに持ち込めるかどうかが鍵。
相手の感覚セッティングを狂わせたあとは、ボディの固有振動数を探りあてての共鳴で、装甲無視のダメージを送りつづける構え。

…あー、例によって、てけとー私的な脳内設定ですのだ。

「coda（終結）です」