旧式マーク2と「変種第二号」 *1

リメイク版『バトルスター ギャラクティカ』の序章(2003年・先行ミニシリーズ)を見た。
これは、かなり良い。
ヒトが従属種として創った機械知性・サイロンと、人類植民星(12コロニー)の休戦から既に40年あまり。 人類側の特使・ただ一人が駐在するだけで、まったく形骸化してしまった外交ステーションの描写だけでゾクゾクする。
退役寸前の老朽艦(対AI戦初期のローテク回帰)や、バイパーの小刻みな姿勢制御とかな。


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前作のやぼったさを、いい意味で完全に裏切ってくれていて、その現代アップデート仕様に魂消る。 ドラマ脚本と特撮CGで、本気出した時のアメリカの人材的厚みは凄いな。
後半ちょっと急ぎ足のところもあるけど、人類の敗走&非道いハナシを淡々と描いていくのがマル。
長編シリーズ前提なだけあって、キャラ造形の深みは手馴れた感じ。
…人型サイロン♀と、知らず内通してしまったガイアス博士が意外性もあって奮闘ちゅう。 げんしけん・大野さんなら副艦長かしらん。
艦長役のエドワード・ジェームズ・オルモスの名は、ブレードランナーの折り鶴&混成都市語のヒトで覚えてたよ。 今回、これまた渋い役どころなんだ。

注釈