相棒:バディ(直立恐竜と女)

『Clear Aether』での紹介(2007/06/04)にビビッと電流が走ったので発見・即購入。
暇無くて、どんだけ積んどいたんだってハナシもあるけれど。


      ジャバウォッキー(1) (マガジンZKC)   ジャバウォッキー(2) (マガジンZKC)

「絶滅」を乗り切った直立恐竜と、
「絶望」を乗り越えた女刺客。

――そんな19世紀直立歩行恐竜漫画、久正人『ジャバウォッキー』1、2巻(講談社マガジンZKC)読了。
もともとアラン・ムーアの19世紀怪人クロスオーバー『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』や山田風太郎の明治ものなんかが大好っきなのもあって、こういう虚実織り交ぜた作品は歓迎な訳ですが。
一方の主役【雄】、オヴィラプトル氏族の拳銃使いサバタ・ヴァンクリフの貌が、マカロニウエスタンリー・ヴァン・クリーフにダブりだしたら、たぶん作者の思う壺。


絵柄の癖は強いなりに、趣味に直撃コースなのでした。
とくに2番目の人体発火エピソード(in イタリア)で、ごつごつ不協和音な相棒ものをやってしまうあたり、一気にトップギアに。
「赤い星」のオープニング・清国紫禁城からして小便ちびります。 そのうえ師匠のD・Hて!


公式webでの立ち読みも決め手になったかな。 かなり豪気な企画。