一網打尽の日（白鳥、亀、女スパイ、天狗etc.）

雨風強いけど、本日土曜日はこの一冊・不意打ち遭遇から始まった。
まったく予想もしてなかった所からヘッドショット（1shot,1kill）された感じ。　…それ以降、雪崩式だよ。

■山本ルンルン『宇宙の白鳥（スワン）』1巻（ポプラ社）

新刊コーナーで特殊な輝きを放っていた、宇宙パトロール小学生もの。　古典ポップなデザイン全般が、学級文庫とかそんな香りすら主張する。
「ネタになりそう」とか「オレが買うしか！」などと、不純げな動機もあったのが不覚なくらいストレートに面白かった。
クラスの人気者＆委員長タイプの星野コロナと、オタク気質で孤立マイペースすぎる月島ラン。　このふたりの描き方が、（シトラス学園やマシュマロ通信の）山本ルンルンらしい生っぽい女子視点もからめて、駄目なところや痛いところもきっちり突いてくるのが、子供騙しじゃない味わい。
2話の、とある落ちこぼれのすれ違いと周囲の冷視線。　…ここからコロナがひとり発火・加熱していっても、温度差を残した描写がいいな。

宇宙パトロールの秘密ステーションなんかは、真鍋博あたり（？）を彷彿とさせて楽しい人には楽しい。　宇宙人たちも、デザインのどかだし。
レシート分類は児童書だったけど、おすすめの総天然色漫画でっす。

■結城心一『ひめなカメナ』1巻（一迅社、REXコミックス）

けしからん乳の海洋ランドセル娘（妹・ヒト形態、姉・ランドセル形態甲羅亀）が、町内を色々お騒がせする自警団コメディ…って。
胡乱な海洋生物ネタから、オタ業界雑誌ネタまで幅広く。　個人的にすっごく残念だったのが、雑誌掲載時のハシラの文・亀の豆知識や他の連載作品（SoltyRei -赤の淑女-）すらネタに使ってしまう破天荒な編集成分が抜け落ちてしまったこと…ッ。
装丁は、ももえサイズ〜週刊わたおに以降でお馴染みの里見英樹。

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その後、ブックオフで竹本泉『トランジスタにヴィーナス』3〜6巻と『よみきりもの』3巻を一気買い。　どこかの竹本者がまとめて放出したのであろ。　これでHJ版『アップルパラダイス』3巻があれば申し分なかったのに。　←手前の都合でリクエストする奴。

勢いにのったまま中古玩具屋で、ほど良い値段に落ち着いたピンキーストリート SUPER LOVERS ver.（赤黒ベレー帽・たまえ）を購入。　ネクタイや黒の短ブーツも良いんですが、開封したら見えなかった背中側のロゴプリントに不意打ち喰らって、さらに倍率ドン。

▼VANCE PROJECTのピンキー公式→「Pinky:st.愛の劇場」内コラボモデルの案内より、
　http://www.mr-hobby.com/vance/figures/top4.html

…ここの下段に、バンプレストのSUPER LOVERS ver.の紹介あり（店頭ポップ画像つき）。

さいごにもう一軒のブックオフで黒田硫黄まつり、『セクシーボイスアンドロボ』1巻と、揃っていなかった『大日本天狗党絵詞』2〜4巻をゲット。
暇をみて、積み崩していかんと。