歯車ドリルの嘲笑

リュウケンドー=龍剣“童”だと、つい今さっき知った。

魔弾戦記リュウケンドー #41「人形になったリュウジンオー

冒頭の、いじめられっ子を見ていた白波。 最近とみに役どころを掴んできたなぁ。
無口なトラウマ持ち黒闘士ってことで、過去エピソードやあけぼの町民との回を重ねるにつれて、演技の幅が出てきている。
当初はえらい不安だったのよ。


ウルトラマンエース』の脚本:市川森一みたいな、うすら寒く底意地の悪い「いじめの視点」話にはならなかったですね。 子供社会の生々しさは(多少だけど)抑えて、少年とジャマンガ勢の対峙という形でオブラートにくるんでる。
その分、パブリックスクール時代の白波少年回想なんかに暗示されるんだけど。


敵キカイ幹部・ブラッディ(血煙伯爵! CV:田中大文)の嘲笑い挑発が、まさに悪党の鑑というか冷徹に逆上を誘ってるのが、よい。
弱者にも徹底して容赦ない、智謀タイプの嫌味を露骨に発揮するし。
…そうでなければ、最後のあの「肉弾相打つ」爆発力は生まれませんよなぁ。


ベタだけれども冷たく熱い、克服/復讐譚だったのは本当。
腰の引けた遣い魔たちに、鳴神&不動の凸凹コンビがコミックリリーフで。


                  ■ ■ ■

追記――

龍剣脚本の大西信介。 『009-1』公式サイト覗いていたら、そっちのシリーズ構成も担当しているのね。
演出に『ぱにぽにだっしゅ!』や『マイメロ』で手腕を発揮した、江島泰男も噛んでるし。


こちらでは放送未定なので、各話予告ムービーをみてハァハァするのみ。
#2「聖夜」や、#3「ハードボイルド」の暗さがたまらん。
 http://www.tbs.co.jp/anime/009-1/03story/story.html