克服あれ。

図書館にあったザ・スニーカー 2006年8月号に、谷川流のTV版ハルヒ脚本「サムデイ イン ザ レイン」と冲方丁の短編「オイレンシュピーゲル」2話目 *1
オイレンシュピーゲル(悪ふざけ)」は、島田フミカネ・挿画だった2004年・パイロット版「オイレンシュピーゲル 〜三匹のタンタン・タカタカ・タンタンタン」よりはマイルドな、公僕犬娘/広告塔あいどる/機械化児童就労ものになってた。 国籍不明の福祉破綻犯罪都市・ミリオポリスから、ヨーロッパ地勢上〜911以降の位置づけに。
ノーフューチャー度数の高かった「煙草は35歳になってから」なぁんて嫌スローガンは今回それほど目立たないけど、警察隊広報ロゴ入り見せパンツといった記号は健在。


マイルドになったとはいえ悪趣味な話には違いないので、万人にお薦めとはいいかねる。 ただ、今回の主役である狙撃手・陽炎の、スイッチの切り替わる一瞬など確実に「来る」シーンがあるのは本当。 ←個人主観で申し訳ないが
ライフル友愛会が、ヘストン王国とは違って欧州貴族趣味の延長線上なのは工夫あり。


ちなみに娘ネーミングは涼月(黒犬)・陽炎(紅犬)・夕霧(白犬)と、駆逐艦しばりルールなのでした。 警察隊上層クラスは巡洋艦しばり。 …ドイッチェラント忍法帖

注釈

*1:表記では、第弐話「Red it be」