「…とりあえず、ビークルモード」

いつものGyaO視聴シリーズでっす。

魔弾戦記リュウケンドー #3「走れ! 百獣の王」

この、下町の職業ヒーロー(はたらきもの)という絵面は、いいなぁ。 看板や電信柱(装甲鉄車の高い視点)をなめての日常生活ディテールがいちいち決まってる。 町も貌のうちとゆーのを判ってる感じ。
交通課・婦警コンビの市子&律子“も”がんばるの巻。 制服からの脚キレイだなー。
町を蹂躙する装甲鉄車の異様な重量感と、当のDr.ウォームの「すくたれ者」ぶりがいい塩梅に作用して、日本の警察が対応できないヴィラン…級の味わいはある。 落語みたいなノリで。


装甲鉄車の追跡イメージで、真上から見たあけぼの町ジオラマ――道路の下に磁石入れて、模型を走らせてるような奴――を使うセンスに爆笑。 もしこれが、ティム・バートンふう嫌味な「実はフルCGでーす」だったりしても全然オッケー。
なんか楽しげに詠唱してる魔法エンジニアの瀬戸山も、手にしているのは何級のステッキかと、つい勘繰りたくなる。 (C)ちまりまわるつ


上の意向はともかく、装甲目標にはまるで無力な拳銃ひとつに、おのれが職務を賭けざるをえないミニスカ婦警さん…を、ここまで真っ当に描くとは予想外。
そう、これはお芝居だからこそ、ルーキー・剣二が土壇場で(先輩格の)獣王にあの心情セリフを吐くのを通俗に楽しめればよい。
EDで被災者を救護する、警察や消防署の働きをきっちり撮っている――警察署長の拳銃使用・始末書うんぬんまでw――のは頼もしいんだけど、そこから今どき(!?)な締めへとスライドするコメディ魂は見上げたもの。 時代錯誤気味が、2周半してカコイイよぅ。


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あー、でも始末書やタテマエ上の装備って、子供には受けなさそーな設定だ…。