白湯の一杯も飲ませたい

皇国の守護者』3巻(原作・佐藤大輔/漫画・伊藤悠集英社UJ)を読了。


      皇国の守護者 3 (ヤングジャンプコミックス)

若い漆原少尉の眼が、血に据わってきてからが大変よろしい。<帝国>軍先鋒隊のシュヴェーリン少将も、手抜きされずに苦衷を描写されていて、単純に「新城大尉の遅滞戦術に手こずらされるボンクラ将官」ではない事がうかがえる。 …まったく <皇国>も<帝国>も、軍内部の政治的あつれきという制約が入って、複雑な軌跡を描きますな。
それに過酷な零下の自然環境か。


給食班が塹壕に放りこんでくる、藁で包んだ握り飯がポイント。