決断は、自分の選んだベスト【竜】

モーレツ宇宙海賊』 2話。
ていねい、且つ渋いとこ突いてくるなぁ。
引き金のレクチャーだけで、母娘のコミュニケーションとして十二分。 演出のタメは、チャージ式重火器の溜め。 あなたの手元には「殺傷力」がある、という重み。
それを振りまわして乗り込む理由を、まずはひょうひょうと言ってのける母親も母親だけど。


ソーラーセイルの実験船にはじまり、独立戦争時には仮装巡洋艦扱いって!
OPタイトルのベタさに騙されそうになるけど、すげー練られた現代スペオペだぁね。
1話の女給カフェでの「ロボットやAI使ってないから、コストが掛からない(:意訳)」に、独立星系のマンパワー/技術レベルの格差をみたり。
あと、「…お会計が一件」はだいじ。 すごく。


女子校ヨット部の、練習船を立ち上げるシークエンスがすでに楽しい。 うつくしきかな操作手順。 ここら辺、笹本氏だなぁと。
当直のふたりのやり取りだけで、水面下の電子戦をやってしまうのだな。 彼女の決断が、きちんと機能してクリハラさんにも伝わってる。(成否はともかく以下次号)