積みHeaven と罰
先週買ったもの。 一部新刊じゃないのも交じっているけど。(不覚にも、ふらん最高だ)
魯介の人は、モデグラの読者投稿ハガキを描いてたこともあったんだよなぁ。
■月刊モデルグラフィックス 2008年7月号(大日本絵画)
あさのまさひこ企画の巻頭特集【ザ・リアルクメン】は、装甲騎兵ボトムズ 2ndクールの高解像度ver.
疑似ルポルタージュ:クメンとなるカンボジア〜ベトナム紀行に、「ジャングル」ダイオラマの職人対談、そして1/20マーシィドッグの仮想製品版シミュレートと――。
…コレ、わざとシャッフルした(一気に読みにくい)誌面構成にして、混沌としたクメン編全般を読ませようという試みじゃないかと。
表紙の男の子&遺跡のショットからいいんだけど、
WildRiver荒川直人の、雨粒や湿気を含んだダイオラマ表現に一発でやられる。 潜入工作チームの置かれている、河岸/密林のぬめるような質感がね。
■西川魯介『あぶない! 図書委員長!』(白泉社ジェッツコミックス)
ある意味、珠玉でたしなみの一冊。 趣味性を煮つめてレンズで結像させるとこうなるよ。
背表紙の請求記号シールやカバー折り返しからやりすぎ(凝り性)な装丁は、おなじ白泉社の怪作『SF/フェチ・スナッチャー』の頃からのデザイナー・柴田昌房(30A)のもの。
やー、書名や標語といった、ほんっと隅々までネタ仕込みせずにはいられない、作者と相性がいいのかもしれないけど。
併録「ディオプトリッシュ!」に出てくるボンクラ眼鏡スキー野郎共のひとりがのたまう、
>「メガネのインジャン嬢(じょう)こそ〜」
がオレ的分類上には新境地。 ←どうでもいい瑣末。