幻日(是我痛)
じぶん的・正月休みゼーガ祭りが、いったん終了。 本放送時にカバーしきれていなかった前半部分なのですよ。
淡白でスロースターターだけど、中盤からの「未来なき」消耗を知っているので無問題だ。
■ゼーガペイン #6「幻体」
DVD・3巻収録の、これが 傑 作。(脚本:シリーズ構成の関島眞頼)
もう引き返せない限界点が集約されているので、この回見てしまった人は最終回までつきあうしか。
人とガルズオルム(おまけでAI)のこの構図は…まったく非道い話だということが判ってしまう、トラウマ回。
4巻も、捨て回のない地味にいい巻。 事態も水面下でじりじり悪化中。
ガルズオルムの復元者=アビスとシンに体現される、捻じれた「非」倫理(アモラル)性がただごとではない美味。 つか底意地悪い。
一方、舞浜でやっているのが夏祭りやカフェテリアのエピソードなのですよ…。
クラシック〜量子力学な骨太SFに、「是我痛」は分類されると思う。 夕方アニメ+CGの作り物めいた画面から、郷愁と思考実験の匂いがする。 *1
以下、おまけ要素メモ――
#10「また、夏が来る」のゆかたデザイン(楠本祐子)。
挿入歌をROCKY CHACK「and you」に変えての、新規描き下ろしED。 シマ司令の蝙蝠(コウモリ)柄が、傾いててイカス。
フリスベルグのゼーガAIは、フランス語ナビゲート。 発音なんか流暢。
そいやガルダは、標準中国語(普通話:マンダリン)or上海語を使って…はいませんね。
ふと電波受信――量子(リョーコ)力学、ってのは? ←仔犬のように眼を輝かせつつ。 *2