100万匹の猿(紅蓮裸眼)

きのうは細田版・『時をかける少女』を観てた。
おもしろかった。 言語化するのがもったいないくらい。
ひと夏の感情がリプレイされて濃縮されていく感じ。


…そんな時かけよりも語りやすい螺旋力、とゆーのは切り口がごちゃごちゃしているからかしらん。

天元突破グレンラガン #17「あなたは何もわかっていない」

シリーズ第3部に突入して、王都テッペリン陥落から7年後――司政官の匂い?
「その後」の組織化された新政府(≠大紅蓮団)まで、描いてしまうのね。 …テレ東つながりで言えば、ゾイドジェネシスに後日談が欲しかったように。 *1
地上にあふれ出たニンゲンたちの加速度。 月探査ロケットに郊外型マイホーム、そして子供たち。


無法者(アウトロー)だったカミナ達とは違って、穴倉の法(ロウ)の側だったかつての少年ロシウ。 その新政府エリートとしての自負と鬱屈が、第3部にふさわしい内部ボスゲージの上昇に直結してた。 *2
語り手・サブタイトルフォントが3代目に変更されたけど、いちばん冷静で面白みのない変化(激変の7年間に反して)を遂げているのが、法のロシウらしい。
元団員ジョーガン&バリンボーの巨漢双子がなぜか新政府上層に残っているあたり、見てみたかった腐敗の気配。


後日談スタートの目新しさとともに、たとえば獣人・ヴィラルが語り部となる年代記SFとして期待。

注釈

*1:外圧/内圧が極端でないぶん、たぶんゾイドジェネシスの方がゆるやかな時代曲線を描く。

*2:未来志向に逆転した、オトナ帝国幹部…を連想したのは、若い部下のマッシュルーム髪型から? 眼鏡天国かここは。