微熱狼少女S.O.S

いおりん受難編。 ←こんな役ばっか。
真とあずさ主任の、水面下での変容あるいは膠着あれこれ…とも。

アイドルマスター XENOGLOSSIA #10「不協和音【雑音】」

iDOLとマスター間の調律師・亜美はモンデンキント *1 *2に復帰したけれど。
新シフト変更にともなう軋轢は、じつに根深かったり。
今回キャラの表情や演技が、ごりごりと人間ドラマらしく繊細だった。 隠れ努力&感情の人・伊織んにしろ、初期メンバーの真・あずさ・亜美にしろ。


冒頭の、現役マスター当時のあずさ回想シーンから、#8「コンペイトウ夜話」でのあずさ主任のiDOL概説までを思うと、ちと興味深い。
訳あり同居している真(…歯ブラシ2本)が、ネーブラの主席マスターから降ろされ、形式フォローは入れられつつも意図的に無視されつづける経緯も。


月のカケラを軌道上で捕獲・回収する“キャンディキャッチャー”作戦。 第3フェイズを終了した時点の、伊織の表情になんともいえないタメがあって、彼女の頂点でもあるんだけど…っ。


(以下、ネタバレ反転)
モンデンキントNA(北米?)の迎撃シークエンスと無音演出が冴えている。
努力と想いだけでは悪意の歪曲は変えられなかったのはともかく、伊織が命令無視2度目なのはあえて指摘してみる。
そして最後の最後に、同居人・真に優しげなあずささん底が知れねぇー。



勝手にキャラ偶像連想ワード。
「キリンの首はなぜ長い(雪歩)」に続いて、「蟹の横歩き」?


(脚本:植竹須美男、絵コンテ:玉川達文、演出:宅野誠起

注釈

*1:モンデンキント(月の子)は、『はてしない物語』の女王に冠せられることになる名前。

*2:トゥリアビータはギリシャ語で「三つのb」の意。 …バスチアン・バルタザール・ブックス説も。