女学生追試デイズ

アイドルマスター XENOGLOSSIA #5「冷たい手、温かい手」

よかったよー。 こういう“化け”があるから深夜早朝枠でもやめられねぇ。
あれから数回分のミッションをこなしているのが判る迎撃シフトと、軌道上の0G・コクピットで汗のしずくが浮いてるところから文句無し。


叙事で叙情をくるみ込んだよなしっとりした見せ方が、すでに数話ぶんの時間経過を押さえたつくりと合わせて落ち着く。
まぁ、伊織ん(ツンデレ努力の噛ませ…)や真(用心棒の先輩)の立ち位置ですね。
部外者・やよいの3流芸人っぷりというか、崖っぷちラジオパーソナリティーらしいヨゴレ方は今回のがいい!


常に一歩ひいた新人・雪歩にスポットが当たる回なんですが、思わせぶりや必要のない台詞(原作テンプレ)はそぎ落とし、きちんと作品世界内でのキャラクターが喋っている/黙っているのは当たり前のようだけどいい。
もしかしたら、ゆきぽは活動を休眠(?)する為もあって最初っから試験に合格する気はなかったのかも…なんて。 ケータイはいい小道具。


ぐだぐだ女子っことの落差が激しい、渋ーい喫茶店のロケーションもそうだけど、街中のランドスケープ探しには背景美術もがんばっているんじゃないかなぁ。 再開発予定・廃ビル屋上の「あれ」とか、都市遺跡らしくてやられた! と思った。
錆びた非常階段を率先してあがる春香のセリフに、うっかりラブりそーになる。


試験結果の。
その後に不覚にもぐっと来た。 きちんと組織・運用ものなんだな。


【おまけ追記】――
いま私が一番読みたいのは、ぷろとんさん(アイマス公式4コマ・他)のゼノグラシア5話感想です。
だって(…だってが来た)、今回の脚本『神無月の巫女』の植竹須美男なんですよっ。

脚本:植竹須美男(←初バトンタッチ)
コンテ:宅野誠起
演出:宅野誠起(#1でも共同演出)
作画監督:稲吉智重