「…お抜き下され、十兵衛殿」

ぐう、渋すぎ面白う御座る。
NHKで再放送している『柳生十兵衛七番勝負 島原の乱』(原作:津本陽)第2回を、偶然に見て参ってしまう。
幕府・朝廷の諸藩謀略ときて、柳生但馬守由比正雪の暗躍っぷりが、剣劇伝奇病ゴコロに火を点けるのでした。 荒木又右衛門ダークすぎ。


美濃のお取り潰し藩の、その後の命運分かたれた仕官組と浪人組それぞれの内部事情。
血腥くは出来ないのだろうけど、殺陣とドラマが絡み合って否が応でも抜かざるを得ないシチュエーションに、追い込み 高まっていくのが辛抱たまらん。
地味な小技(足の甲踏みつけ等)を出したりする工夫が、木枯らし紋次郎ソニー千葉といったアクション時代劇全盛期を彷彿とさせて良いのですよ。


再放送の時間帯が、月〜金曜3時過ぎのおやつ時、というのが視聴しにくいか?

【参考:前作の『柳生十兵衛七番勝負』金曜時代劇アーカイブ】
 http://www.nhk.or.jp/drama/archives/yagyu/