深夜枠の『武装錬金』
日曜の、27時過ぎからとか勘弁なTVQ。
原作は未読。
たまたま2週前に観た #9「早坂姉弟」が、いーい感じに斗貴子さんが壊れてたり銭湯ver.パピヨンだったりしたの“も”あって、気に入って連続視聴に切り替えちゅう。
…さいしょはスロースターター気味だったかもね。
蝶野〜パピヨン誕生のくだりや、何故キャプテン・ブラボーが一緒にいることになったのかは、知らないけどそれもまた良しっ。 ←勢い重視。
公式サイトをチェックしてみて――
ホムンクルス側の、L.X.E.(超常選民同盟)とゆー名称は煮えてるなぁ。 19世紀英国紳士コミックの『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン(超常紳士同盟)』 *1みたい。
パピヨン以外では三日月頭のムーンフェイスが、いかにも道化ヴィランっ面で好き好き。
早坂姉弟の回、そうは見えなかったけど沼田誠也・作監だったのね。
■武装錬金 #11「死が二人を別つまで」
こちらの想像をあっさり上回る、早坂姉弟の境遇であったり。
濁った目の描写が、よい。 月夜の彼らとの邂逅で。
一方でカズキのバカ正直な一途さは、筋金入りゆえに作品のトーンを貫いてくれますよなぁ。
たとえば #9の校内で武装発動してしまうところ。 タイミングや斗貴子さんとの掛け合いは、お笑いすれすれの文脈なのに、性格や指針はかっちり出ているし。
甘いといえばそれまでだけど、そこまで貫ければ上等。 斗貴子さんの信頼されっぷりも、また。
あと私は、ど深刻シリアスとコミカルが、転回点を挟んで一緒になれる25分間…というスタイルは蝶好きでっす。
注釈 *2
*1:福嶋純一『Fainted Sun』内ブックシェルフより、“The League of Extraordinary Gentlemen”