立ち読みコミックファウスト

ウエダハジメTAGROを狙い撃ち。 あ、toi8さん――ディスガイア2の、味のある体液だだ漏れイラスト(←問題アリ表現)で知った――も居たんだ。

ウエダハジメ『鉄人形部隊』

説明ぬきで進行する、いつかどこかの戦時下ヨーロッパの前線。
もしかすると、『QコちゃんTHE地球侵略少女』(全2巻、講談社 マガジンZKC)の延長線上かもしれず。
「人形をこそこそ売り回っていた」島国の人種が、ここでは流民化しているしなぁ。


アンドレイ・タルコフスキーなんかの白黒少年兵映画(一見牧歌的、でもカサカサ乾いてる)をちと連想。 手形の描写なんぞはねっとり秀逸。
コマ背景に一瞬だけ登場した、第一次大戦ドイツ最初の箱型戦車・A7Vちっくなボディに足の生えたみたいなのが、キモかわいかったす。

【参考:A7V――『HSC江戸屋敷』ムンスター戦車博物館・写真より】
 http://www.kcat.zaq.ne.jp/tsuka/edo/munster/weapon_munster1.htm

TAGRO『Son has died, Father can be born.』

私小説ふう。 誤解覚悟でいえば、エンタメ要素を抜いたおまけ漫画「Don't trust anyone over thirty.」なのかも。