ゲーム原作で2題
■へかとん『魔界戦記ディスガイア2』1巻(原作:日本一ソフトウェア、メディアワークス)
>「実を申すと、余は屋敷から出るのは はじめてなのじゃ」
コレ目当てで電撃マ王読んでました。
世知辛〜いネタ含有率にすっぽ抜けた絵柄、そして変な引き出しが売り。
コテポーズ無双の小悪魔・改め魔神エトナ分(次回予告の女)はもちろん、悪魔化アデルママの“良心の欠落した”わりに能天気な主婦っぷりは、ある意味最強。
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まとめて読むと、コメディ路線の暴発燃焼力だけでなくシリアスなとこもしっかり見え隠れしてるのに気づく。 無印→2作目に移行する隙間のページ、嘲笑される愚直なバカが強くあろうとする記述なんかがそれ。
風穴アホ面やえろーすに紛れて、確かなワンポイントにはなってるですよ。
魔王の箱入り娘・ロザリンドが、尊大さと世間知らずの絶妙なミックスで、思いのほかキャラ立ちしてきてる。 表裏一体になりきれない、戸惑った台詞まわしがマル。
■かねこしんや『カルドセプト』4巻(監修:大宮ソフト、マガジンZKC)
これも息の長ーい連載。 そんでもって別に最新刊でもない訳ですが。
「帰らずの森」ビスティーム編の完結にして、遺跡の番人・キギとの決着&その後。
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表紙がにぎやかな新旧カードキャラ大集合&祝祭モードなその裏で、苦い結末を一部で迎えたりするんですが、その盛り上げようが尋常ではない。
今までお笑いの皮をかぶっていた伏線が、きっちり役割を果たしてくるのが格好良いです。 酔いどれガンツさん他、画力や演出の過剰投入もあって凄いことに。
古種族エルフの娘・キギの、過酷な立ち位置を知ってなお「友だちになろうよ」と言ってしまえるナジャランは、直球でいい娘じゃのう。
そしてまた。
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つらつらと見ていたもの。
●芹沢謙さん『零式電脳情報所』より、涼宮ハルヒの逆転(5月24日付)。 http://www8.ocn.ne.jp/%7Ereishiki/diary/diary605.html#20060524
…(先週土曜の)8話放送前に見てしまったのだけど無問題。 むしろ安〜い背景エフェクトetc.に気づかせてもらって感謝ですわ。 いい検証です。