終戦前の青空に

漫画家・一文字蛍さんのサイトを覗いたら、「ふたりは1945」 『転生神機メロウガイン』全16話(〜描きおろし)のweb公開中じゃないですか。

一文字蛍「シピリカ」
 http://www003.upp.so-net.ne.jp/shipirka/index.html


大戦末期の「ふたりは1945」、ようやく読むことが出来たのが嬉しい。 んでもって熱いッ!
おそらくはじめて変身「後」に、たがいの名を呼びあうことになるシーンが、オリジナル闇の僕(かつての五人衆)とあわせて雰囲気十分。


きのう一日かけて読んでた『転生神機メロウガイン』――正統派ヒーロー物にしてロボット物。 面白し!
ネームの置き方(必殺技の発声は重要)やコマ割りのリズム、いいな。 懐かしい特撮やらSFやらを吸ってカラテで育ったような。 ティアマットの上陸シーンは、歌のようで滾りましたわ。
いろいろと大切なモノの詰まった第2部が、わたしは一番好きかな。 さいしょにやってくるカラーページの鮮烈さ、朗々たるナレーションには身震いする。 あと息抜きのお遊びかと思っていたのがのちのちの伏線になったりと、日常も万事抜かりない。


絶版からの描きおろしで、堂々と大団円を迎えられたのは実にめでたい。 よい作品でした。