「ハイ! わたし染井よしの」 ←でもクローン。
深夜のセイントオクトーバー(#12)の余韻と、
きょうの木曜洋画劇場・追悼企画『日本一のホラ吹き男』(1964年、古沢憲吾監督)で、植木等の逝去を知ってしまったのもあって――
「やるせない」ステータス異常に陥ってしまう。
…こんな時はアレだ、山風の『人間臨終図巻』(上下・既読)よね。 という積極的ダウナー姿勢で図書を漁る。
■エドウィン・ブラック『IBMとホロコースト』(2001年、柏書房)
冒頭の写真資料と巻末の解説だけでも、厭なお腹いっぱいに。
IBM供給のホレリス式パンチカード選別機etc.と、ナチス政権下ドイツでの人口統計収集。 陰鬱な勤勉さと世界ビジネス網の結びつきは、『高い城の男』ばりの裏成果を上げていたり。
企業システムと第三帝国のふるまいが興味深い。 戦後処理でのIBM内外の迅速な動きとか。
■イメージ検索:IBMドイツ子会社の当時の名称――ドイチェ・ホレリス・マシーネン・ゲゼルシャフトの略称:デホマク Dehomag の宣伝用ポスター(1934年)。
【参考:コンピュータが登場するまで】 http://kyoto.cool.ne.jp/shikaku100/computer1.htm
…中盤〜巻末にホレリス式パンチカード機の記述あり。