たそがれてイングランド（北海海賊）

＞「お前らと戦ったほうが　　面白いってことさ」

■幸村誠『ヴィンランド・サガ』3巻（講談社、アフタヌーンKC）

うむ、戦バカの巻。

　　　　　　

週刊少年マガジン版（1〜2巻）の、キャラ相互の確執や部族の生活史をぎちぎちと描いていく序盤のスタイルから、
月刊アフタヌーン版（3巻）はイングランド遠征・戦場稼ぎ編へとゆるーく変わってきている、とみた。
…戦場がメインゆえ、おかみさんがベルトに下げてる鍵束＆ハサミなんて日常描写は、少なくなってきてるかな。

裏切って敵方ロンドン守備隊についた“のっぽ”のトルケルの、あっけらかんとした無邪気な戦狂いぶり（造反直参・500人）が、かえって和み系へと振れてしまっているにせよ。
わりと大ざっぱな印象が残った今巻でした。　ぶぁーーっと一発ラグナロク。

そうそう、日常成分は特別編「はたらくユルヴァちゃん」で補え、ということかも。　お姉さん、タフだけど苦労しそうだな。